温度均一化を目的とする傾斜温度制御法の効果分析
温度均一化を目的とする傾斜温度制御法の効果分析
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS6-6
グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2003/08/29
タイトル(英語): On Performance of the Gradient Temperature Control Method for Uniform Heating
著者名: 田中 政仁(オムロン),南野 郁夫(オムロン),松永 信智(熊本大学),川路 茂保(熊本大学)
著者名(英語): Masahito Tanaka(Omron Corporation),Ikuo Nanno(Omron Corporation),Nobutomo Matsunaga(Kumamoto University),Shigeyasu kawaji(Kumamoto University)
キーワード: 傾斜温度制御|均一加熱|PID制御|干渉系|温度調節器|Gradient temperature control|Uniform Heating|PID control|Decoupling|Temperature controller
要約(日本語): 近年, 包装機や成形機などの熱処理装置において, 熱処理の高品質化が強く要請されており, 個々の点における温度制御のみならず面における温度の均一化が重要課題となっている.
これに対し, 複数のヒータやセンサを用いて加熱面を適切に分割し, きめの細かい温度制御を行うことが考えられるが, 熱伝導・伝達などの非線形性やむだ時間, さらにアプリケーションによる被加熱体の大きさの材質, またはヒータの配置や加熱条件などのために, 従来の単一入出力系としての温度制御では調整が容易ではない.
この問題に対して, 筆者らは面の温度分布を均一化する方法として, 面上の平均温度および温度計測点での傾斜を制御する「傾斜温度制御法」を提案した.
本稿では, 幾何学的に非対称配置された熱源に対して傾斜温度制御系を設計し, 実験によりその効果を検証する. また, 傾斜温度制御の定性的な特性について考察する.
PDFファイルサイズ: 2,608 Kバイト
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