フェムト秒光パルス整形技術とそのコヒーレンス制御応用

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC2-1

グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2003/08/29

タイトル(英語): Pulse Shaping Technology of Femtosecond Optical Pulses and Its Application to Coherent Control

著者名: 神成 文彦(慶應義塾大学)

著者名(英語): Fumihiko kannari(Keio University)

キーワード: フェムト秒レーザ|適応制御|スクイーズド光|分子制御|femtosecond pulse laser|adaptive control|squeezed light|molecule control

要約(日本語): フェムト秒光パルスの位相・振幅特性を高精度に整形する技術の開発と,それを用いた分子制御および量子相関光の発生への応用について報告する。高強度光電場における分子の多光子励起過程およびドレスト状態における反応ポテンシャル面上での核波束のダイナミクスは,励起パルスの振幅・位相特性に依存する。我々は,フェムト秒レーザ再生増幅器の出力を高精度に整形するための前置制御型の波形整形技術を開発し,エタノール分子等の解離性イオン化実験に適用した。パルス幅,周波数チャ-プ等のパラメータをシステマチックに変化させる手法と適応制御によって最適パルス波形を探査する手法を適応して,解離イオン種の挙動を調べた。また,同様の適応制御手法を応用して,広帯域パルスの周波数モード間に制御された量子相関を形成する実験も行った。

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