CMと集中力-TVコマーシャルの挿入タイミングによる注意集中の低下
CMと集中力-TVコマーシャルの挿入タイミングによる注意集中の低下
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC4-4
グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2003/08/29
タイトル(英語): CM and Concentration - a loss of attention by the insertion timing of commercial breaks
著者名: 長田 典子(関西学院大学),和氣 早苗(同志社女子大学),大須賀 美恵子(大阪工業大学),井口 征士(広島国際大学)
著者名(英語): Noriko Nagata(Kansei Gakuin University),Sanae Wake(Doshisha Women's College of Liberal Arts),Mieko Ohsuga(Osaka Institute of Technology),Seiji Inokuchi(Hiroshima International University)
キーワード: 集中力|感性情報処理|生理心理計測|呼吸|瞬目|concentration|Kansei Information Processing|psychophysiological experiment|breathing|blink
要約(日本語): 最近のテレビ番組で,ストーリーの山場にコマーシャルを挿入する手法が見受けられるが,集中を削がれるため,とりわけ子供に対する影響が懸念される.そこでコマーシャルの挿入タイミングが子供の集中力に及ぼす影響について検討を行う.呼吸・脈波・瞬目に関する生理心理計測実験を実施したところ,呼吸率と呼吸振幅の変化を4つの集中度パターンに分類できた.また瞬目についても集中度との関連が明らかになった.実験結果から,高まった注意集中が削がれることにより,次の注意集中の高まりが遅れることが観測された.そしてCMを効果的に提示するという観点からも,CMはストーリーの山場より完結後に挿入されるのが望ましいとの見解を得た.
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