ナノサイズポアにおける分子拡散の検討
ナノサイズポアにおける分子拡散の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC7-1
グループ名: 【C】平成15年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2003/08/29
タイトル(英語): A study on the molecular diffusion in nanosize porous structure
著者名: 鈴木 誠一(成蹊大学),最上 利恵子(成蹊大学),望月道博 (成蹊大学),生方 康弘(成蹊大学)
著者名(英語): Seiichi Suzuki(SEIKEI University),Rieko Mogami(SEIKEI University),Michihiro Mochizuki(SEIKEI University),Yasuhiro Ubukata(SEIKEI University)
キーワード: ナノ|ポーラス構造|分子拡散分子拡散|nano|porous structure|molecular diffusion
要約(日本語): 微小な領域では体積に対する面積の比率が増大するため、一般に化学反応速度は増加する。この性質を利用して微小なチャンバー内で高速な化学反応を行おうとするのがマイクロリアクターである。マイクロリアクターの大きさをさらにナノスケールにまで縮小すると更なる高速化が期待されるが、微小な構造内での拡散が化学反応を律速する可能性がある。この点を検討するため、様々な厚さでナノスケールのポア構造を持つシリケイトゲルを形成し、ゲル内に固定した酵素による化学反応の速度を測定した。その結果、微細な網目構造を持つゲル内でも1μm程度までの拡散は非常に高速で、酵素の反応速度を律速しないことが分かった。
PDFファイルサイズ: 1,539 Kバイト
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