RLS法を利用した並列形二次適応Volterraフィルタの設計
RLS法を利用した並列形二次適応Volterraフィルタの設計
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS10-4
グループ名: 【C】平成16年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2004/09/02
タイトル(英語): A Method for Parallel Recursive Least Squares Adaptive Volterra Filter
著者名: 趙雪琴 (千葉大学),呂建明 (千葉大学),谷萩隆嗣 (千葉大学)
著者名(英語): Xueqin Zhao(Chiba University ),Jianming Lu(Chiba University ),Takashi Yhahagi(Chiba University )
キーワード: 適応Volterraフィルタ |並列形Volterraフィルタ|非線形システム|RLSアルゴリズム|adaptive Volterra filter|parallel adaptive Volterra filters|nonlinear system|RLS algorithm
要約(日本語): 近年,音響機器などのように非線形特性を持つ非線形システムの同定や,非線形ひずみの除去などに,Volterra級数展開に基づいた適応Volterraフィルタ(AVF: adaptive Volterra filter)を利用する方法が提案されている.AVFは離散Volterra級数展開に基づいて構成されており,従来の線形デジタルフィルタを非線形に拡張したものである.そのため,線形フィルタで用いられる適応アルゴリズムを容易に適用できる.しかしながら,AVFは高次の非線形特性をフィルタリングする場合に構造が複雑になり,計算回数が膨大になるという問題点がある.従って,AVFの演算量の削減が重要な研究課題となっている.本論文では,AVFの演算量を減少する方法として,AVFを複数個に分割し,並列化した並列形適応Volterraフィルタ(PAVF:parallel adaptive Volterra filter)を提案する.計算機シミュレーションで提案方法の有効性を検証する.
PDFファイルサイズ: 2,660 Kバイト
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