電力線からの漏洩電界距離依存性に対する大地面の影響

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS1-5

グループ名: 【C】平成16年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2004/09/02

タイトル(英語): Influence of Ground Plane to the Distance Dependence of Leaked Electric Field from Power Line

著者名: 渡辺 陽介(武蔵工業大学),徳田 正満(武蔵工業大学)

著者名(英語): Watanabe Yousuke(Musashi Institute of Technology),Tokuda Masamitsu(Musashi Institute of Technology)

キーワード: 電力線通信|放射電磁界|モーメント法|バラン|Power Line Communication|Radiated Emission|Method of Moment|Balun

要約(日本語): 　本検討では電力線に高周波信号を印加した場合において、その遠方漏洩電磁界の距離依存性を明確にするために、モーメント法を用いて計算を行なった。電力線の計算モデルは事前に伝送特性ならびに漏洩電界特性の測定を行なった系を模擬した形とし、測定結果に一致するように線路定数などの調整を行なって構築した。そのモデルにおいて基準大地面の電気的条件を変更して、大地に水平な方向の距離に対する漏洩電界の変化の違いを検討した。その結果、大地面が完全導体の場合は距離に反比例して電界が減衰するが、標準大地面や湿地面では距離の二乗に反比例して減衰することがわかった。また、この距離依存性は周波数によらず現れることも確認した。

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