新しいNeuron Neural Networkを用いた生体信号処理のノイズシェイヴィング法

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC11-12

グループ名: 【C】平成17年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2005/09/06

タイトル(英語): A novel neural network with Filters on Biological signal Artifacts Elimination

著者名: 宮崎 亮太(早稲田大学)

著者名(英語): Ryota Miyazaki(Graduate Student of Waseda University)

キーワード: 生体信号処理neural network|neural network

要約(日本語): 　脳波に混入する瞬目（まばたき）アーチファクトの振幅は自発脳波のそれより数十倍と大きいため，脳波の判読や解析の支障となっている。
本研究では，一定でない脳波においても脳波成分を残しながら混入する瞬目(まばたき)アーチファクト除去を目的とし，その手法として２次ＩＩＲを内蔵したユニットより構成されるニューラルネットワークを提案する。

　本手法のアイディアは，２次ＩＩＲフィルタを内蔵した時系列処理能力を有するニューラルネットワークを利用した点と，ニューラルネットワークのもつ汎化能力により適応的なフィルタリングを図ろうとした点であり、シミュレーション実験および実測脳波を用いた検証実験により，それぞれ平均約92[%]，98[%]の瞬目アーチファクト成分の除去を実現し、瞬目アーチファクト除去処理が適切に行われ，本手法の有効性が明らかとなっている。

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