Wavelet変換を用いた医療CR画像の雑音除去

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS13-2

グループ名: 【C】平成18年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/05

タイトル(英語): Removing Noise from Medical CR Image by Wavelet Transform

著者名: 李 叶秋(千葉大学),呂建明 (千葉大学),王玲 (千葉大学),谷萩隆嗣 (千葉大学)

著者名(英語): Yeqiu Li(Chiba University),Jianming Lu(Chiba University),Ling Wang(Chiba University),Takashi Yahagi(Chiba University)

キーワード: 医用CR画像|雑音除去|ウェーブレット変換|方向依存中央荷重型メジアンフィルタ|medical CR image| denoising|wavelet transform|directional adaptive center weighted median filter

要約(日本語): 本研究では，
Wavelet領域において，低周波帯域と高周波帯域に対し，それぞれ閾値処理を行う方法を提案する。
低周波帯域のスケーリング係数はTranslation-Invariant Haar (TI-Haar) 推定法で推定する。更に，高周波帯域に対して，
閾値処理を行ってから，方向依存中央荷重型
メジアンフィルタ (Directional Adaptive Center Weighted Median Filter : DACWMF) を用いたポアソン性雑音除去するシステムを提案する。ただし，方向依存中央荷重型メジアンフィルタ処理を行う
際，Wavelet領域においてエッジ検出を行い，エッジと判定した部分以外にのみフィルタ処理を行う。方向依存中央荷重型
メジアンフィルタ処理を行うことで，従来の閾値処理では除去できない振幅の大きい雑音を除去することができ，かつ，各
方向のWavelet領域に依存した形状窓を用いてフィルタ処理することで，各方向のエッジ成分の劣化を抑えることが
できることを示す。提案する方法により処理した画像の視覚的な評価と定量的な評価では，この方法は従来法に比べて，画像の
エッジ等の有用情報を損なわずに量子雑音を除去することができるという特徴をもっていることを示す。

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