人のストレスによる脈波形状変化の解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS4-2

グループ名: 【C】平成19年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2007/09/04

タイトル(英語): Analysis of pulse waveform changes by stress

著者名: 大場将史(東京工業大学),菅原路子(東京工業大学),八木透(東京工業大学),清水優史(東京工業大学／前橋工科大学)

キーワード: 脈波|脈診|血圧|ストレス|橈骨動脈脈拍数|pulse wave|pulse diagnosis|blood pressure|stress|radial arterypulse rate

要約(日本語): 本研究では、動脈内圧の時間変化である脈波から精神状態を推定する手法の開発を目指し、精神的ストレスと上腕血圧および橈骨動脈圧力波との関係性を調べた。脈波評価のため、遅れ時間比、脈圧減少率という解析指標を定義し、暗算実行によるストレス状態、音楽傾聴によるリラックス状態で測定した脈波へ適用し、安静時との比較を行った。実験の結果、暗算を行うことで上腕血圧・脈波圧力・脈拍数・遅れ時間比・脈圧減少率が上昇し、音楽傾聴時では脈波圧力と遅れ時間比、脈圧減少率が下降する傾向を得た。特に遅れ時間比については、暗算の難易度が高い場合や被験者が測定に慣れていない場合に大きな値を示し、ストレス強度との相関性が見られた。

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