線形むだ時間系のむだ時間不依存凸方向条件

カテゴリ: 部門大会

論文No: MC4-2

グループ名: 【C】平成19年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2007/09/04

タイトル(英語): Delay-Independent Convex Directions for Linear Delay Systems

著者名: 篠崎 寛(京都工芸繊維大学),荊 ジュン(京都工芸繊維大学),森 武宏(京都工芸繊維大学)

著者名(英語): Hiroshi Shinozaki(Graduate School of Science and Technology,Kyoto Institute of Technology),Jun Kei(Graduate School of Science and Technology,Kyoto Institute of Technology),Takehiro Mori(Graduate School of Science and Technology,Kyoto Institute of Techn)

キーワード: 線形むだ時間系|セグメント擬似多項式|凸方向|安定性|むだ時間不依存条件|linear delay systems|segment quasi-polynomials|convex directions|stability|delay-independent conditions

要約(日本語): システムにポリトープ型の不確かさがあるとき,エッジ定理によりその安定性がセグメント群の安定性に帰着されることがよく知られているが,セグメントの安定判別をするときに用いると便利なのが凸方向の概念である.これは,セグメントが凸方向であれば,安定性がその端点の安定性に帰着されるからである.現在,線形むだ時間系に対するむだ時間に依存した凸方向条件が得られている.この条件は,汎用性の高い条件である一方で,判別するのがやや困難な条件である.本稿では,線形むだ時間系に対するむだ時間に依存しない凸方向条件を導出する.導かれた条件はシンプルで容易な判別が可能である.

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