サンプル値系の同時安定化とネットワーク型制御への応用

カテゴリ: 部門大会

論文No: MC4-4

グループ名: 【C】平成19年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2007/09/04

タイトル(英語): Simultaneous Stabilization of Sampled-Data Systems and its Application to Networked Control

著者名: 大堀彰大 (奈良先端科学技術大学院大学),平田 健太郎(奈良先端科学技術大学院大学),小木曽 公尚(奈良先端科学技術大学院大学)

著者名(英語): Akihiro Ohori(NARA INSTITUTE of SCIENCE and TECHNOLOGY),Kentaro Hirata(NARA INSTITUTE of SCIENCE and TECHNOLOGY),Kiminao Kogiso(NARA INSTITUTE of SCIENCE and TECHNOLOGY)

キーワード: 同時安定化|サンプル値系|ネットワーク型制御ネットワーク型制御|simultaneous stabilization|sampled-data system|networked control

要約(日本語): 近年、ネットワーク網が高速化し、急速に普及している。従って、それらの高速通信網を用いた遠隔制御系の実現が現実のものとなりつつある。しかし, ネットワークの信頼性が低い場合、ネットワーク上でデータ損失が発生する。この現象は、制御性能の劣化やシステムの不安定化の原因となる。
本研究では、データ損失を伴うネットワークを介した制御系の安定化設計問題を、サンプリング周期が不規則に変化する制御系の同時安定化問題へと帰着させる。また、同時安定化可能性を零次ホールド等価離散時間系のサンプリング周期に関する漸近的性質から議論する。さらに、本提案手法の有効性を数値例により検証する。

PDFファイルサイズ: 2,140 Kバイト