すばる望遠鏡のためのレーザーガイド星補償光学系
すばる望遠鏡のためのレーザーガイド星補償光学系
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC2-1
グループ名: 【C】平成19年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2007/09/04
タイトル(英語): Laser guide star adaptive optics system for Subaru Telescope.
著者名: 早野裕 (国立天文台),斉藤嘉彦 (国立天文台),伊藤周 (東京大学),高見英樹 (国立天文台),家正則 (国立天文台),斎藤徳人 (理化学研究所),赤川和幸 (メガオプト),高沢章 (メガオプト),和田智之 (理化学研究所,メガオプト)
キーワード: 補償光学|全固体レーザー|和周波発生|光赤外天文学|Adaptive Optics|All solid state laser|Sum frequency generation|Optical and infrared astronomy
要約(日本語): 国立天文台ハワイ観測所ではすばる望遠鏡に搭載するレーザーガイド星補償光学系を開発してきた。補償光学系とは大気の屈折率の時間変動(以後大気ゆらぎと呼ぶ)の影響をリアルタイムで補正をし、望遠鏡口径の回折限界空間分解能を引き出す装置である。すばる望遠鏡の補償光学系では、大気ゆらぎを精度よく測定するために、12等星よりも明るい天体(以後ガイド星と呼ぶ)が必要である。補償光学系が性能を発揮できるのは、明るいガイド星の方向周辺の、大気ゆらぎの影響が同じとみなせる範囲であり、全天の数%以下と限られている。そこで、我々は高度90km、厚さ10kmのナトリウム原子層にむけて、ナトリウムD線の波長に合わせたレーザーを照射して人工の星を作り、ガイド星として利用する装置を開発してきた。本講演では、そのレーザーおよびシステムの概要の紹介と、最新の結果について報告する。
PDFファイルサイズ: 1,748 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
