テクスチャ解析による軽度認知障害診断の可能性
テクスチャ解析による軽度認知障害診断の可能性
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS7-2
グループ名: 【C】平成20年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2008/08/20
タイトル(英語): Computerized method for classification of Alzheimer's disease by use of texture analysis on brain MRI
著者名: 児玉 直樹(高崎健康福祉大学),川瀬 康裕(川瀬神経内科クリニック)
著者名(英語): Naoki Kodama(Takasaki University of Health and Welfare),Yasuhiro Kawase(Kawase Neurojogy Clinic)
キーワード: アルツハイマー病|テクスチャ解析|MRI|CAD|Alzheimer's disease|texture analysis|MRI|CAD
要約(日本語): 本研究では、テクスチャ解析によりMRI画像上でアルツハイマー病を診断することが可能かどうか検討し、アルツハイマー病の診断支援システム構築の可能性について検討した。対象は、アルツハイマー病患者36名、健常高齢者25名であり、年齢および性別に統計的な有意差は認められなかった。撮像されたMRI冠状断画像から脳実質を抽出し、抽出された脳実質画像に対してテクスチャ解析を行った。今回使用したテクスチャ特徴量は同時生起行列から得られる特徴量14種類、ランレングス行列から得られる特徴量5種類の計19種類である。算出された全ての特徴量からステップワイズ法により判別に有効な特徴量を選択し、選択された特徴量を用いてLeave-one-out法による判別分析を行った。ステップワイズ法により、7種類のテクスチャ特徴量が選択され、判別分析を行ったところ、正判別率は91.7%と高い値となった。以上のことから、アルツハイマー病の診断支援システムの構築は可能であることが示唆された。
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