暗号化方式によるデータ収集と需要特性の算出
暗号化方式によるデータ収集と需要特性の算出
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS9-5
グループ名: 【C】平成20年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2008/08/20
タイトル(英語): Proposal on Privacy Preserving Data Gathering and Publishing
著者名: 佐野 夏樹(電力中央研究所),篠原 靖志(電力中央研究所)
著者名(英語): Natsuki Sano(Central Research Institute of Electric Power Industry),Yasusi Sinohara(Central Research Institute of Electric Power Industry)
キーワード: プライバシー保護|データベース|データ共有|暗号通信|データマイニング|Privacy Protection|Database|Data Sharing|Cryptographic Communication|Data Mining
要約(日本語): 民生部門(家庭・業務)における省エネルギーには,エネルギー需要実態に着目した機器性能やエネルギー管理の改善が必要とされており,業務用ビルや個別家庭のエネルギーの使用実態の調査がエネルギー関連の研究機関や企業によって進められている.しかしながら,個人情報・企業情報の保護意識の高まりもあり,計測されたデータは非公開とする契約が結ばれることが多く,計測件数も限られている.従ってそれらの需要データに基づいてエネルギー機器やエネルギー管理システムの性能評価を行い,その結果が良かったと主張しても,十分な客観性を持ちづらい.多様な需要実態に基づいて機器等の性能評価を行うためには,多数の需要家のエネルギー需要データを収集し,エネルギー需要データベースを構築することが必要である.需要家が計測への協力を拒む一要因として生活状況や事業活動を反映する個別の計測データを記録されることへの抵抗感,さらに,それらの漏洩に対する懸念が挙げられる.本研究は需要家のプライバシーを保護するデータ収集・公開方式を提案し,協力需要家数の拡大に寄与することを目的とする.
PDFファイルサイズ: 5,186 Kバイト
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