有限母集団の統計量を保存する実数値型遺伝的アルゴリズム

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS7-7

グループ名: 【C】平成20年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2008/08/20

タイトル(英語): Real-coded Genetic Algorithms Preserving Statistics of Finite Population

著者名: 染谷 博司(統計数理研究所)

著者名(英語): Hiroshi Someya(The Institute of Statistical Mathematics)

キーワード: 実数値GA|機能分担仮説|統計量の保存|パラメータチューニング|real-coded GA|functional specialization hypothesis|statistics preservation|parameter tuning

要約(日本語): GAの設計指針には「機能分担仮説」,および,これを実数値GAの交叉に適用可能な拘束条件として具体化した「統計量の保存」が知られている.この指針のもとでは,親個体群の統計量は子個体群に遺伝され,両者の統計量が一致することが望ましい.本研究ではまず,統計量の保存の既存の適用例は,無限母集団を仮定したものであり,有限である実際の適用局面においては統計量が保存されないことを示す.次に,有限母集団において統計量を保存する拘束条件を理論解析により導出する.また,得られた拘束条件に基づきパラメータ調整された交叉は,計算機実験において優れた探索性能を示したことを報告する.

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