インダクタを用いない高周波動作可能な平衡型３分周器の構成

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC1-3

グループ名: 【C】平成20年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2008/08/20

タイトル(英語): Inductorless and Fully Differential Divide-by-three Frequency Divider for 10GHz Applications

著者名: 吉岡 正浩(東京工業大学),藤井 信生(東京工業大学)

著者名(英語): Masahiro Yoshioka(Tokyo Institute of Technology),Nobuo Fujii(Tokyo Institute of Technology)

キーワード: 分周器|位相同期回路|インジェクション・ロックインジェクション・ロック|frequency divider|phase-locked loop|injection-locking

要約(日本語): 本稿では10GHzで動作可能な3分周器を提案している。一般的にインジェクション・ロック型分周器はフリップフロップ型分周器よりも高周波数で動作可能であるが、その分周比が1:2n(nは整数)しか構成できないことが知られている。本稿では、インジェクション・ロック型分周器の発振原理を明確にし、これに2分周器と受動素子を用いた帯域通過フィルタを付加することで1:3の分周比を達成している。提案する分周器は0.18μm-CMOSプロセスを用いて、10GHz以上の入力周波数で動作することをシミュレーションで確認している。

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