オレンジファイバレーザ光凝固装置の高輝度化

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC8-4

グループ名: 【C】平成20年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2008/08/20

タイトル(英語): High Brightness of Orange Fiber Laser Photo-coagulator

著者名: 林 健一(ニデック)

著者名(英語): Ken-ichi Hayashi(Nidek Co.,Ltd.)

キーワード: ファイバレーザ|光凝固装置|高輝度|眼科|治療|Fiber Laser|Photo-coagulator|High Brightness|Ophthalmology|Surgery

要約(日本語): 人間の眼は光を透過するため、網膜疾患の治療には緑から赤の可視光による光凝固装置が用いられている。オレンジ波長が最も適していると言われており、小型・高効率のオレンジファイバーレーザー光源の開発に着手し、波長580nm で光出力1.3Wの連続光を得た。試作した光凝固システムは、動物実験において、従来の固体レーザーと同等あるいはそれ以上の性能であることを確認した。開発したファイバーレーザー光源は極めて高品質なビーム特性を持ち、シングルモードファイバー伝送が可能である。また、回折限界に近い微小スポットに集光できることも確認した。これは、従来装置に較べ2桁近い高フルエンス照射となり、視細胞レベルのマイクロサージェリーの可能性を示している。

PDFファイルサイズ: 4,800 Kバイト