樹木画試験の画像解析の適用について 心療内科への応用
樹木画試験の画像解析の適用について 心療内科への応用
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS4-10
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): A Study of Image Analysis for Tree Drawing Test - Application to Psychosomatic Internal Medicine
著者名: 藤原 徹(神心会),宮田 周平(神心会),神農 雅彦(神心会)
著者名(英語): Toru Fujiwra(Shinshinkai Medical Group),shuhei Miyata(Shinshinkai Medical Group),Masahiko Shinno(Shinshinkai Medical Group)
キーワード: 樹木画試験|画像解析|心療内科|心理テスト|精神疾患|tree drawing test|image analysis|psychosomatic internal medicine|psychological test|mental disorder
要約(日本語): 樹木画試験は、被験者に実のなる木を用紙に描画してもらう心理テストである.この試験は健康保険でも認められていて、描画した樹木の形態的特徴や空間配置から性格・心理状態を推測する試験として心療内科や精神科で広く実施されている.従来は、臨床心理士等の専門家が、描画された樹木画の特徴を読み取り、樹木画の過去の多くの事例に基づいて、被験者の心理状態を経験的に推測していたが、観察者の主観が入るという問題があった.そこで、筆者らは樹木画に画像解析を適用することによって客観的な評価をすることを提唱してきた.具体的には、画像解析を用いて濃度値や描画量といった画像特徴量を求め、被験者の抑うつ度等の精神状態との関係を検討した.この結果、画像特徴量から被験者の精神疾患の状態をある程度推測することができるようになった.医師は、この情報を踏まえて患者と問診をすることで、より有効な診断をすることができるようになった.
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