需要の予測誤差に対する自動調整効果を備えたヒートポンプ式給湯機の運転計画

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS6-3

グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2012/09/05

タイトル(英語): Operation Plan of a Heat Pump Water Heater with Self Adjusting Capability for Prediction Error of Future Demand

著者名: 所 健一(電力中央研究所)

著者名(英語): Kenichi Tokoro(CRIEPI)

要約(日本語): ヒートポンプ（HP）式給湯機では，過去の実績に基づき将来の給湯需要を予測し，この予測値に基づき運転計画（湯の生成量／タイミング）を決定する。ここでは，給湯需要の予測と実績の差により生成湯量が自動調整されることを特徴とする，HP式給湯機の運転計画を求める手法を提案する。提案手法では，過去の需要実績を基に，各時刻の1日の起点からの累積給湯需要量を予測する。次に予測した累積給湯需要量を入力とした最適化問題を解き，各時刻でタンクに貯めておくべき最低湯量（ここでの運転計画）を決定する。実際の給湯需要は計画時点の予測とは異なり，各時刻のタンク内湯量は計画時点とは異なったものとなる。しかし，タンク内湯量が計画で求めた最低湯量以上となるようにHP式給湯機を運転する（湯を生成する）ことで予実差に合わせて生成湯量が調整され，従来の運転計画を用いた場合と比べ運転コスト・消費エネルギーが削減できた。

PDFファイルサイズ: 4,731 Kバイト