交渉を考慮したリアルオプションによるM&A事業評価法
交渉を考慮したリアルオプションによるM&A事業評価法
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS6-5
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): M&A appraisal method considering negotiation
著者名: 小野 泰典(神奈川大学),瀬古沢 照治(神奈川大学)
著者名(英語): Yasunori Ono(Kanagawa University),Teruji Sekozawa(Kanagawa University)
キーワード: M&A|リアルオプション|交渉|ゲーム理論|M&A|real option|negotiation|game theory
要約(日本語): 現在主流となっているM&A事業評価法としてNPV(Net Present Value)法がある。NPV法は将来の事業評価額を確定的に評価する。しかし買収した事業の営業利益は市場の好不況により変化するため営業利益を確率的に変化させる必要がある。また、M&Aでは買収合意交渉が行われる。被買収企業と合意へ至らない場合や第三者企業の参入により買収する側の企業が合意出来ない場合がある。本研究ではリアルオプションを用いて将来の営業利益の変化を確率的に予測する。買収した事業の営業利益の予測が合併シナジーより小さければ合併を行う意思決定をオプションとして設定した。買収予定額が大きい値であるほど合意確率が上昇するような展開形混合戦略で買収交渉を表現した。リアルオプション法で求めた事業価値と交渉が成功する確率の積が最大となるような期待的な事業評価額を求めた。また期待的な事業評価額が最大となる事業買収予定額を決定した。
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