共通鍵ブロック暗号Camelliaの丸め線形特性評価
共通鍵ブロック暗号Camelliaの丸め線形特性評価
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS8-4
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Truncated linear characteristic of Camellia
著者名: 稲垣 詔喬(東京理科大学),金子 敏信(東京理科大学)
著者名(英語): Inagaki Noritaka(Tokyo University of science),Kaneko Toshinobu(Tokyo University of science)
キーワード: 共通鍵ブロック暗号|Camellia|線形攻撃|192/256bit安全性|Synmetric key block cipher|Camellia|Linear Attack|192/256bitsecurity
要約(日本語): 本稿では電子政府推奨暗号リストに掲載されている128ビットブロック暗号のうち、Camelliaのデータ撹拌部の安全性評価を行った。評価の方法は、線形特性確率の上界を計算し、計算量的安全性を有しているか否かの見積もりを行うことにした。今回の見積もりでは、線形関数であるFL、FL-1関数を除いたcamelliaの8bit丸め線形解析を行った。従来のCamelliaの線形層であるP関数の解析では分岐数を用いた解析を行なっていた。本研究では新たに、P関数に関してbit単位での接続を保証するアルゴリズムを導入し、より詳細な評価を行った。計算の結果、128bit鍵のcamelliaの線形特性確率が2-128以下となり、192/256bit鍵のcamelliaの線形特性確率が2-256以下となりいずれも安全性を有していることがわかった。
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