アセチルコリンに着目したパルス形ハードウェア興奮性ニューロンモデルに対する検討
アセチルコリンに着目したパルス形ハードウェア興奮性ニューロンモデルに対する検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS10-5
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): A Study on Pulse-Type Hardware Excitatory Neuron Model Focusing on Acetylcholine Receptor
著者名: 小野 克幸(日本大学),大和田 賢(日本大学),大滝 光彦(日本大学),関根 好文(日本大学)
著者名(英語): Katsuyuki Ono(Nihon University),Ken Ohwada(Nihon University),Mitsuhiko Otaki(Nihon University),Yoshifumi Sekine(Nihon University)
キーワード: パルス形ハードウェア興奮性ニューロンモデル|アセチルコリン|ニコチン受容体|ムスカリン受容体|pulse-type hardware excitatory neuron model|acetylcholine|nicotinic receptor|muscarinic receptor
要約(日本語): ニューラルネットワークにおいて,重要となる機能の一つに,記憶・学習・認識がある。一般的に,記憶・学習に対して大きな役割をするものとして,シナプスがある。しかし,現状のシナプスモデルは,グルタミン酸の「興奮性」という特徴だけに注目した興奮性シナプスとGABAの「抑制性」という特徴だけに注目した抑制性シナプスモデルがあるだけで,シナプスの研究において,アセチルコリンの特性を考慮したモデルは見あたらない。最近の報告では,アセチルコリンは,グルタミンやGABAの補佐的な役割をすることで,記憶・学習に貢献するといったことが報告されており,生体に近づいたニューロンモデルを構築する際には,アセチルコリンのモデル化が必要である。今回,アセチルコリンを考慮した興奮性ニューロンモデルについて検討を行った。その結果,今回検討した回路で,生体のアセチルコリンと定性的に正しい特性を示せることを明らかにした。
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