衛星リモートセンシング技術による東日本大震災被害状況の解析
衛星リモートセンシング技術による東日本大震災被害状況の解析
カテゴリ: 部門大会
論文No: MC5-5
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Analysis of Stricken Situation in the Tohoku-Pacific Ocean Earthquake using Satellite Remote Sensing Technology
著者名: 佐々木 崇徳(八戸工業大学),藤田 成隆(八戸工業大学)
著者名(英語): Takanori Sasaki(Hachinohe Institute of Technology),Shigetaka Fujita(Hachinohe Institute of Technology)
キーワード: 大規模災害|被害状況把握|地球観測衛星|MODIS|Large-Scale Disaster|Grasp of a Stricken Situation|Earth Observing Satellite|MODIS
要約(日本語): 2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う津波は、太平洋沿岸の東北地方から北関東地方にわたる広い地域に甚大な被害をもたらした。このような大規模災害時において、早期救助、復旧のためには何よりも迅速な状況把握が重要である。そこで本研究では、こうした大規模災害発生時における状況把握手段として人工衛星を用いた被害状況の解析法について検討を行った。災害による被害状況の概略をとらえるため、災害発生前後における植生解析と地表温度解析を用い、それぞれ差分を取った結果、抽出された被害状況と、実際に大きな被害が報告されている地域と比較的よく一致した。植生解析においては、津波による浸食で植生が土壌ごと削り取られたケースなどの影響が大きいとみられる。温度解析においては、主に市街地で建築物の倒壊等による表面被覆の変化により差異が現れたと考えられる。
PDFファイルサイズ: 2,979 Kバイト
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