卸電力市場シミュレーション分析のための電源運用モデルの開発
卸電力市場シミュレーション分析のための電源運用モデルの開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS8-5
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Power Generation Scheduling Model for the Simulation Analysis of Wholesale Electricity Market
著者名: 渡邊 勇(電力中央研究所),永田 真幸(電力中央研究所),山口 順之(電力中央研究所),大江隆二 (中国電力),井上 啓吾(中国電力)
著者名(英語): Isamu Watanabe(Central Research Institute of Electric Power Industry),Masaki Nagata(Central Research Institute of Electric Power Industry),Nobuyuki Yamaguchi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Ryuji OEA(The Chugoku Electric Power Co.,Inc.),Keigo Inoue(The Chugoku Electric Power Co.,Inc.)
キーワード: 卸電力市場|シミュレーション分析|発電計画|燃料制約|Wholesale Electricity Market|Simulation Analysis|Power Generation Scheduling|Fuel Constraint
要約(日本語): 本稿では、我が国の卸電力市場の特性を分析するために開発した市場シミュレーションモデルについて、特に各市場参加者が入札戦略をたてる際のベースとなる電源運用モデルを中心に報告する。開発したモデルは入札戦略等を詳細に設定できる柔軟性を備えつつ、年間を通したシミュレーションが実施できる高速性を有するモデルとなっている。また、我が国は燃料の多くを海外輸入に依存しており、揚水発電の構成比率も高いため、卸電力市場の分析を行うには燃料消費量制約や揚水発電の運用を考慮することが重要である。そのため、あらかじめ定めた月間使用量にしたがってLNG燃料を過不足なく消費する電源運用計画を立案でき、また揚水電源については貯水可能量や最大出力・動力などを考慮した運用計画を立案できるモデルを構築した。モデル系統データを用いたシミュレーションにより、市場参加者のニーズに応じた市場分析モデルとして利用できることを確認した。
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