建物熱特性モデルを用いた省エネ空調制御技術の開発
建物熱特性モデルを用いた省エネ空調制御技術の開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS9-4
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Development on Energy Saving Control Based on Building Thermal Model for Office Air Conditioning Systems
著者名: 宇野 義隆(三菱電機),山本 隆也(三菱電機),野中 美緒(三菱電機),泉井 良夫(三菱電機),小松 一宏ビルテクノサービス(三菱電機ビルテクノサービス),Daniel Nikovski(Mitsubishi Electric Research Laboratories),Jingyang Xu(Mitsubishi Electric Research Laboratories)
著者名(英語): Yoshitaka Uno(Mitsubishi Electric Corporation),Takaya Yamamoto(Mitsubishi Electric Corporation),Mio Nonaka(Mitsubishi Electric Corporation),Yoshio Izui(Mitsubishi Electric Corporation),Kazuhiro Komatsu(Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co.,Ltd.),Daniel Nikovski(Mitsubishi Electric Research Laboratories),Jingyang Xu(Mitsubishi Electric Research Laboratories)
キーワード: 空調|省エネルギー|予測制御|熱負荷予測|Air Conditioning|Energy Saving|Predictive Control|Thermal Load Prediction
要約(日本語): 一般的なオフィスビルでは電力使用量の約40%を占める空調設備の省エネルギーは、ビル全体のエネルギー消費の削減に有効である。空調設備の省エネルギーでは、高効率機器導入等のハード面での対策だけでなく、運用改善等のソフト面での対策が重要である。特に、居住者の快適性を損なう単なる設定温度の調整等ではなく、快適性を担保した省エネルギー対策が求められる。本研究では、熱負荷予測技術に基づき省エネルギーと快適性の両立を実現する空調制御技術の開発を行った。本技術は、翌日の予測熱負荷を基に、室温を快適範囲(例:設定温度±1K)に保ちつつ24時間合計の消費電力量が最小となるように空調機を制御するものである。実在建物で昨夏に計測した空調運転データを用いて有効性をシミュレーション評価した結果、実測値と比較して5.4%の省エネ効果が得られた。また、フロア全体で設定温度±1Kを満足し快適性も担保された。
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