上肢障碍者を支援するポインティング操作の研究
上肢障碍者を支援するポインティング操作の研究
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS11-2
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Studies of the Mouse Pointing Operation for Supporting Physically-challenged Person
著者名: 本多 博彦(湘南工科大学)
著者名(英語): Hirohiko Honda(Shonan Institute of Technology)
キーワード: ヒューマンインターフェース|福祉情報工学|運動機能障害|マウス操作|Human Interface|Welfare Engineering|Locomotor Disorder|Mouse operation
要約(日本語): 本発表ではマウスの操作とポインタの動きの関係に着目し,上肢障害者の操作特性に合わせてポインタの動作特性を改善する手法について報告を行う.病状の進行によるユーザー特性の変化があっても,その時点で最も扱いやすいマウスポインタの感度を簡単な操作特性実験から導くことができた.実験では,ターゲット属性を測るため,方向依存性,距離依存性,ターゲットサイズに加えて,ポインタの感度を決定する加速度との関係性について定量的評価を行った.その関係性から,最も効率のよい動きとなる加速度設定値を,ポインタ移動時間の測定から見出す設計指針を見出した.そして本システムを評価するため,健常者が擬似的に障害の状況を再現した状態でポインタの移動時間を測定し,本システムを適用させた場合とそうでない場合とで比較を行った.その結果,本システムの感度設定手法が,よりユーザーの状況に適合し,効率よく操作できることがわかった.
PDFファイルサイズ: 8,509 Kバイト
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