汎用調節計のメモリーバンクのためのPID定数の派生法
汎用調節計のメモリーバンクのためのPID定数の派生法
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS1-5
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Derivation of PID Parameters for Memory Bank of Industrial Controller
著者名: 中村 拓真(工学院大学),濱根洋人 (工学院大学),宮崎 一善(東邦電子)
著者名(英語): Takuma Nakamura(Kogakuin University),Hiroto Hamane(Kogakuin University),Kazuyoshi Miyazaki(Toho elctric inc.)
キーワード: PID調整|産業用コントローラ|ロバスト|外乱|PID tuning|industrial controller|Robust|disturbance
要約(日本語): 汎用調節計には、複数個のPID定数を保存するメモリーが実装されている。一般に異なる生産が実施される場合などの稼動条件で変化するPID定数を保存する目的に利用される。PID調整はオートチューニングが実行されるが自励振動の振幅値と周波数からCHR法などの閉ループ特性を限定した1組のPID定数が算出される。本研究では、外乱抑制性能とロバスト性のトレードオフを考慮して幅広い操作範囲を保障できる複数組のPID定数を同時に派生させる方法を提案する。複数組のPID定数はメモリーバンクに一度に保存されてユーザーが自由に選択できる。提案法はナイキスト線図の幾何学的な条件からPIDの算出式を複素展開して最適化を行う評価関数の簡易化を図る。熱系プロセスの実機実験をもとに算出したPID定数を評価してその有効性が得られたので報告する。
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