アルツハイマー病in vitroモデル構築に向けた培養デバイスの作製
アルツハイマー病in vitroモデル構築に向けた培養デバイスの作製
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS3-1
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): DEVELOPMENT OF CULTURE SYSTEM FOR IN-VITRO ALZHEIMER'S DISEASE MODEL
著者名: 丸山 拓真(成蹊大学),武内 彬正(東京大学),榛葉 健太(東京大学),吉田 塁(東京大学),後藤 美穂(名古屋大学),高山 祐三(東京大学),小谷 潔(東京大学),鈴木 誠一(成蹊大学),神保 泰彦(東京大学)
著者名(英語): Takuma Maruyama(Seikei University),Akimasa Takeuchi(The University of Tokyo),Kenta Shimba(The University of Tokyo),Lui Yoshida(The University of Tokyo),Miho Goto(Nagoya University),Yuzo Takayama(The University of Tokyo),Kiyoshi Kotani(The University of Tokyo),Seiichi Suzuki(Seikei University),Yasuhiko Jimbo(The University of Tokyo)
キーワード: 微細加工|アルツハイマー病|微小電極アレイ|海馬神経細胞|Microfabrication|Alzheimer's disease|Microelectrode arrays|Hippocampal neuron
要約(日本語): 認知症の患者数は,高齢化社会に伴い増加が予想される.アルツハイマー病(AD)は認知症の半数近くを占めるが,病変部からの正常部位への影響は不明である.そこで本研究では,ADの病変部位と正常部位の相互作用の可視化を目的として,ADモデルのin vitro再構成を行った.最初に,微小電極アレイ上に共培養チャンバを設置したデバイスを作製した.共培養チャンバは,複数の神経集団を半独立的に共培養し,個別に評価可能な構造を持つ.続いて,デバイス内で実際に海馬の神経細胞を3区画に分離し培養した.結果として,それぞれの区画の神経細胞集団における自発活動を個別に評価することを可能とした.今後は,ADの一因であると考えられるアミロイドbetaの投与による影響の評価や,AD発症時に最初にダメージが蓄積すると考えられるアセチルコリン作動性神経細胞を加えた共培養を行う予定である.
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