AIME-MRI 法のための活動依存性細胞内 Mn2+ 蓄積の定量的解析
AIME-MRI 法のための活動依存性細胞内 Mn2+ 蓄積の定量的解析
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS3-3
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル:AIME-MRI 法のための活動依存性細胞内 Mn2+ 蓄積の定量的解析
タイトル(英語): Quantitative analysis of activity dependent Mn2+ accumulation in the striatal cells for the activation induced manganese-enhanced MRI
著者名: 菊田 里美(東北大学,JST CREST),柳川 右千夫(群馬大学),森 一生(東北大学),小山内 実(東北大学,JST CREST)
著者名(英語): Satomi Kikuta(Tohoku University,JST CREST),Yuchio Yanagawa(Gunma University),Issei Mori(Tohoku University),Makoto Osanai(Tohoku University,JST CREST)
キーワード: カルシウム|イメージング|ニューロン|神経活動|大脳基底核|calcium|imaging|neuron|neuronal activity|basal ganglia
要約(日本語): 神経細胞の活動を非侵襲的に計測する手法の一つに Activation Induced Mn2+ Enhanced-MRI(AIME-MRI 法)がある。Mn2+ は Ca2+ チャネルを通るが、Ca2+ 排出機構により排出されないため活動が高い細胞ほど細胞内のMn2+蓄積量が多くなると考えられる。しかし細胞内への Ca2+ 流入と Mn2+ 流入との関係を定量的に示した報告はない。そこで Ca2+ 感受性蛍光色素の Mn2+ クエンチ現象を利用し、細胞への Ca2+ 流入量とMn2+ 蓄積量との関係を調べた。その結果、刺激により多く Ca2+ を取り込んだ細胞ほど、Mn2+ クエンチ量が大きかった。つまり活動性が強い細胞ほど Mn2+ を多く取り込むことが分かった。本研究により、神経活動の変化を AIME-MRI 法を用いて非侵襲で計測できる可能性が示唆された。
PDFファイルサイズ: 1,940 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
