ラット大脳皮質の局所電場電位における迷走神経刺激による同期度の変化
ラット大脳皮質の局所電場電位における迷走神経刺激による同期度の変化
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC3-19
グループ名: 【C】平成24年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2012/09/05
タイトル(英語): Vagus nerve stimulation induced synchrony modulation of local field potential in the rat cerebral cortex.
著者名: 狩野 竜示(東京大学),宇佐美 憲一(東京大学),野田 貴大(東京大学),磯口 知世(東京大学),河合 謙介(東京大学),神崎 亮平(東京大学),高橋 宏知(東京大学)
著者名(英語): Ryuji Kano(University of Tokyo),Kenichi Usami(University of Tokyo),Takahiro Noda(University of Tokyo),Tomoyo Isoguchi(University of Tokyo),Kensuke Kawai(University of Tokyo),Ryohei Kanzaki(University of Tokyo),Hirokazu Takahashi(University of Tokyo)
キーワード: 迷走神経刺激|大脳皮質|局所電場電位局所電場電位|vagus nerve stimulation|cerebral cortex|local field potential
要約(日本語): 迷走神経刺激療法(VNS)は、迷走神経を直接電気刺激することでてんかん発作を抑制する治療法である。その臨床的有用性は確立しているものの、VNSがてんかん発作を抑制する神経生理学的機序はいまだ明らかになっていない。本研究ではラットにおいてVNS刺激時と非刺激時の局所電場電位(LFP)を測定し、VNSが大脳皮質の神経活動に及ぼす影響を検討した。解析方法としては、LFPから周波数帯域ごとの位相同期度(PLV)を求め、VNS刺激時と非刺激時の比較を行った。その結果、ほとんどの周波数帯域において、VNS刺激時では非刺激時と比較してPLVの上昇が抑制傾向にあった。 このことは、神経細胞が他の周囲の神経細胞とは個別に活動していることを示している。大脳皮質神経細胞の異常な同期的活動を特徴とするてんかん発作において、VNSは神経細胞間の同期的活動を抑制することでてんかん発作を抑えていることを示唆している。
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