分布定数系に対する出力静特性の補償による低次元制御器の設計
分布定数系に対する出力静特性の補償による低次元制御器の設計
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS1-5
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): Reduced Order Controller Design via Compensation of Output DC Characteristics for Distributed Parameter Systems
著者名: 上谷 悠祐(岡山大学),今井 純(岡山大学),橋 明子(岡山大学),舩曳 繁之(岡山大学)
著者名(英語): Yusuke Uetani(Okayama University),Jun Imai(Okayama University),Akiko Takahasi(Okayama University),Sigeyuki Funabiki(Okayama University)
キーワード: 分布定数系|低次元化|温度分布温度分布|distributed parameter system|dimensional reduction|temperature distribution
要約(日本語): 分布定数系の制御系設計において、従来はモデルを最初に低次元化し,それによって得られた低次元モデルに対して制御器を設計するアプローチが多く用いられている.本研究では,無限次元である分布定数系に対する高次元の制御器を設計し,その高次元の制御器を低次元化する.固有関数展開により制御器をモード分解し,高次の部分を打ち切ることにより低次元化を行う.そして,制御器を低次元化したことによって生じた誤差に対して直達項により静的に補償する.すなわち、単位入力に対して,オブザーバに生じる定常応答の誤差だけでなく、単位出力に対して生じる誤差も分布の推定にそれぞれ補償する方法を提案する.これらの補償により、オブザーバの推定誤差が低域において改善され、この分布推定を使うことで分布制御の性能向上を狙うものである.温度分布制御の例題において数値シミュレーションにより提案する低次元化による制御器の有効性を述べる.
PDFファイルサイズ: 4,943 Kバイト
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