オーステナイト系ステンレス鋼経年劣化に対するECT法による非破壊検査手法の検討について
オーステナイト系ステンレス鋼経年劣化に対するECT法による非破壊検査手法の検討について
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS2-4
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): A study of NDE of austenitic stainless steel aging using ETC technics.
著者名: 河野丈治 (中国電力),小川 明宏(中国電力),森下 啓司(中国電力),西田 秀高(中国電力),田辺 圭一(国際超電導産業技術研究センター),何 東風(物質・材料研究機構),志波 光晴(物質・材料研究機構)
著者名(英語): Joji Kawano(The Chugoku Electric Power Co.,Inc.),Akihiro Ogawa(The Chugoku Electric Power Co.,Inc.),Keiji Morishita(The Chugoku Electric Power Co.,Inc.),Hidetaka Nishida(The Chugoku Electric Power Co.,Inc.),Keiichi Tanabe(ISTEC),Dongfeng He(NIMS),Mitsuharu Shiwa(NIMS)
キーワード: 非破壊検査|経年劣化|オーステナイト系ステンレス鋼|渦流探傷法|NDE|aging|austenitic stainless steel|ECT
要約(日本語): 金属材料の予期せぬ破断,噴破の未然防止に繋がる技術が強く求められている。今回,これら現象の未然防止手法としてECT(Eddy Current Testing:渦流探傷法)による非破壊検査を試みた。既存のECT法は導体に生成した渦電流が欠陥の周囲を迂回する際に生じる磁気信号変化を観測する手法で,主に導体の表面付近に生じたき裂等の探査手法として用いられる。今回,金属材料の劣化の進展に伴う観測信号の変化に注目し,オーステナイト系ステンレス鋼の新材,劣化材,破断材の各々から得られる渦電流を測定し,比較を行った。比較の結果,破断の前後で観測信号が大きく変化することを確認した。渦電流は金属材料の導電率,透磁率の変化により影響を受けるため,劣化に伴いこれらの物理量が変化しているものと考えられる。金属材料の劣化と導電率,透磁率の変化の相関関係を明らかにすればECT法を金属導体の劣化診断に適用出来る可能性がある。
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