近似狭帯域信号を用いたANCの検討
近似狭帯域信号を用いたANCの検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS2-9
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): A Study on an Active Noise Canceller using Approximated Narrow Band Signals
著者名: 工藤憲昌 (八戸工業高等専門学校),田所 嘉昭(豊橋技術科学大学)
著者名(英語): Kudoh Norimasa(Hachinohe National College of Tech.),Yoshiaki Tadokoro(Toyohashi University of Technology)
キーワード: 能動的騒音制御|狭帯域信号|active noise control|narrow band signal
要約(日本語): 騒音低減手法の一つにアクティブノイズキャンセラ(ANC)がある.一般に多チャネルANCでは,制御アルゴリズムとしてfiltered-x LMS法を拡張したMELMS法やerror-scanning法などが用いられている.
これらの方法では,多チャネルに拡張した場合,演算量が増えることに加え、適応FIRフィルタと誤差信号間の遅延,および,プラントモデルでフィルタリングされた信号の相関行列の条件数のために収束を遅くせざるを得ない等の問題がある.本稿では,回転機系による騒音を複数の狭帯域信号の和の信号へと近似することで適応処理を簡易化し,適応フィルタの更新に伴う演算量を大きく削減したアルゴリズムを述べる.また,多チャネルANCの騒音周波数変動に対する特性の改善法について述べ,従来法との比較を行うとともに,プロタタイプの概要について述べる.
PDFファイルサイズ: 2,879 Kバイト
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