スピーチプライバシー保護を目的としたマスキング用BGM音の快音化技術
スピーチプライバシー保護を目的としたマスキング用BGM音の快音化技術
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS7-2
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): Comfortablizing Technique of Masking BGM Sounds for Speech Privacy Protection
著者名: 茂出木 敏雄(大日本印刷)
著者名(英語): Toshio Modegi(Dai Nippon Printing Co.,Ltd.)
キーワード: スピーチプライバシー|聴覚マスキング|フィルタ処理|フラットパネル型スピーカ|快音化ステレオ音響|speech privacy|auditory masking|filter process|flat-panel loudspeaker|comfortable soundstereo audio
要約(日本語): 前報告において、音楽・自然音などのBGM音響信号に対して、会話音声に対して白色雑音と同程度に聴覚マスキングが効果的に働くように特殊なフィルタ加工を施す手法を提案し、併せて既開発のフラットパネル型スピーカを用いて加工したマスキング音を流すことにより、当事者どうしの対話音を邪魔せず広範な範囲をマスキングさせる手法を提案した。しかし、その後の試験運用の結果、マスキング音に対する静音化・快音化の声が多く、そのため再生音圧を落とすとマスキング効果が低減してしまうという問題を抱えていた。
本稿では、2枚のパネルスピーカを用いたステレオ再生方式を提案する。一方のスピーカを保護対象の会話音源側に設置し従来通りフィルタ加工音を流し、他方のスピーカを対向して設置しフィルタ加工処理を相殺する加工を施した音を流すことにより、従来と同等なマスキング効果を維持しながら、室内全体には静音化された環境を提供できる。
PDFファイルサイズ: 6,670 Kバイト
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