トンネル変状検査のための画像処理アルゴリズム
トンネル変状検査のための画像処理アルゴリズム
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS7-9
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): Image Processing Algorithms for Inspection of Tunnel Wall Deformation
著者名: 鵜飼 正人(鉄道総合技術研究所),長峯 望(鉄道総合技術研究所)
著者名(英語): Masato Ukai(Railway Technical Research Institute),Nozomi Nagamine(Railway Technical Research Institute)
キーワード: 画像処理|検査|トンネル|変状|ひび割れ|image processing|inspection|tunnels|deformation|crack
要約(日本語): 従来の鉄道トンネル検査は,検査員の目視と紙への記録による作業が主な手段であり,これらは検査員の主観に左右される上,膨大な作業量となる.また,座標を持たない紙ベースの展開図で管理しているので,変状の位置,長さ,幅などの計測精度も低いうえ,変状の進展を空間的にも時系列的にも把握しにくいという課題を抱えている.そこで,検査精度の向上と作業の効率化を図るために,①撮影画像の断面及び延長方向の歪み補正(距離の正規化),②多重解像度化による階層的画像表現,③inpainting(画像補間)手法を用いた変状検出のための前処理,④パタンマッチング手法を用いた添架物の検出,⑤ひび割れなどの変状の高精度検出アルゴリズム,⑥人間の判断感覚に合わせた変状検出結果の最適出力方法などの画像処理アルゴリズムを開発した.実際の画像に適用した結果,構造物管理者が求める最適な出力が得られ,トンネルの詳細検査に有効に活用できることを確認した.
PDFファイルサイズ: 5,649 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
