ミスマッチ誤差に関する受動複素フィルタの素子感度についての予備検討
ミスマッチ誤差に関する受動複素フィルタの素子感度についての予備検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: MC2-3
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): A Preliminary Study on Sensitivity of Passive Complex Filters to Mismatch Errors
著者名: 武藤浩二 (長崎大学)
著者名(英語): Cosy Muto(Nagasaki University)
キーワード: 受動複素フィルタ|素子感度|虚数抵抗|ミスマッチ誤差|蓄積エネルギー|passive complex filter|sensitivity|imaginary resistor|mismatch error|stored energy
要約(日本語): 抵抗で両終端されたLCフィルタが通過域で低素子感度となることはよく知られている.この性質は受動複素フィルタの場合にも拡張されているが,証明は実部側と虚部側の相対応する素子がトラッキングして変動する場合に限られている.任意に素子値が変動した場合の素子感度の数値計算法が提案されているが,解析的な導出は未だ行われていない.
本論文では,実部側と虚部側の相対応する素子が任意に変動するミスマッチ誤差に関する受動複素係数フィルタの素子感度についての予備検討結果を示す.
まず最初に,ミスマッチ誤差がトラッキング誤差と差動誤差に分解でき,後者がミスマッチ誤差の本質であることを示す.
次に予備検討結果として,受動複素フィルタが実部信号のみで励振された場合と虚部信号のみで励振された場合とに分けて,それぞれの場合についての素子感度を受動素子の蓄積エネルギーと反射係数を用いて記述する.
PDFファイルサイズ: 3,175 Kバイト
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