左右の耳から入力された音情報の区別と処理機構の解明
左右の耳から入力された音情報の区別と処理機構の解明
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS9-1
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): Separation of Sound Information in the Auditory Cortex Delivered from the Right and Left Ears
著者名: 車谷 春香(東京電機大学),田中 慶太(東京電機大学),栗城 眞也(東京電機大学),内川 義則(東京電機大学)
著者名(英語): Haruka Kurumaya(Tokyo Denki University),Keita Tanaka(Tokyo Denki University),Shinya Kuriki(Tokyo Denki University),Yoshinori Uchikawa(Tokyo Denki University)
キーワード: 聴覚機能|両耳刺激|聴性誘発反応|脳半球差|脳磁図|auditory function|binaural stimulation|auditory evoked response|hemispheric difference|MEG
要約(日本語): 両耳への音刺激で誘発される聴覚反応は,聴覚野で同側・対側信号が混在しているため,それぞれの信号を区別するのが困難である.そこで,本研究では両耳刺激により誘発される反応を,左右の耳どちらの由来かを区別する方法の検討および言語音と非言語音の処理機構の解明を目的とする.左右の耳から入力された音情報を区別するため,左右の耳の刺激トリガの刺激間隔をランダムに設定し,かつそれぞれの刺激時間が無相関である聴覚刺激を作成して使用した.誘発された聴覚反応を左右刺激に同期したトリガで加算平均し,弁別した.シミュレーションおよび予備的実験では,非同期トリガで加算平均することで信号の減衰がみられ,同期トリガで加算平均することで,刺激音に依存した波形が得られた.この方法で,左右の耳に言語音と非言語音の異なる音を刺激音とすることで,左右の脳半球の機能の解明に役立つと考えられる.
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