各種速度の関節運動時における多チャンネル表面筋電図の伝播波解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS13-3

グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2013/09/04

タイトル(英語): Analysis for conducting waves in multi-channel surface EMG signals during joint movement at various velocities

著者名: 赤堀 貴博(電気通信大学),相崎 貴之(電気通信大学),板倉 直明(電気通信大学),水野 統太(電気通信大学),水戸 和幸(電気通信大学)

著者名(英語): Takahiro Akahori(The University of Electro-Communications),Takayuki Aizaki(The University of Electro-Communications),Naoaki Itakura(The University of Electro-Communications),Tota Mizuno(The University of Electro-Communications),Kazuyuki Mito(The University of Electro-Communications)

キーワード: 筋電図|筋線維伝導速度|EMG|MFCV

要約(日本語): 表面筋電図では単一の運動単位における活動電位ではなく複数の運動単位が加重した電位が観測される。このことから、表面筋電図における個々の筋電波形を観察できれば、詳細な筋収縮メカニズムを検討できると考えた。先行研究では、 筋の静的な活動である等尺性収縮に対し、複数のチャンネルに渡る伝播を見ることが出来る波形伝播判定手法（m-ch 法）が提案された。これにより表面筋電図から伝播波を定量的に判定し、波形ごとにその特徴を調べることが可能となった。一方、筋の動的な活動である等張性収縮については、先行研究では関節運動において関節角度の影響を受けないとしているが、m-ch 法のように直接、伝播波の波形の特徴を議論している研究は見当たらない。そこで本研究では上腕関節運動の異なる速度の等張性収縮において伝播波の特徴を調べ、等尺性収縮と等張性収縮の筋収縮メカニズムの違いを考察した。

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