病院内無線LANを用いたICタグ位置推定精度の送信チャンネル数依存性
病院内無線LANを用いたICタグ位置推定精度の送信チャンネル数依存性
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS2-7
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): Dependence of Estimation Accuracy on the Number of Transmission Channels in an IC Tag-Wireless LAN Positioning System for Use in a Hospital
著者名: 松月 正樹(三重大学),竹田 馨(三重大学),岩田 英城(三重大学),竹尾 隆(三重大学)
著者名(英語): Masaki Matsuzuki(Mie University),Kaori Takeda(Mie University),Hideki Iwata(Mie University),Takashi Takeo(Mie University)
要約(日本語): 三重大学医学部附属病院では無線LANアクセスポイント(以下AP)を活用しICタグ(以下タグ)を用いたRSSI方式医療機器位置推定システムを導入している。タグ管理において電池寿命は大きな問題であり、今回タグの送信ch数を少なくする(送信回数を少なくする)ことで電池寿命を延長しようと試みた。しかし、その際には送信ch数削減による位置推定精度低下が懸念される。そこで、送信ch数変更による位置推定精度の比較検討を行った。タグの送信chを1ch群、3ch群、13ch群の3群に分け、院内の各部門において各群に分けたタグを任意の位置に設置し、各群のタグの実際の位置座標とシステムにて算出された位置座標を比較した。その結果、CT室のみ大きな誤差がでた。これは、CT室の壁・扉には鉛の板が設置されており電波が反射・遮蔽されることで意図せぬ場所のAPで受信したり、受信するAPの数が少なくなったりして、位置座標に大きな誤差が生じたものと考えられる。
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