クライアント側から見た熱利用量削減目標の設定方法 熱中症の危険性・快適性を考慮した適正な空調利用
クライアント側から見た熱利用量削減目標の設定方法 熱中症の危険性・快適性を考慮した適正な空調利用
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS5-10
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): A method of setting the target of heat resource reduction from the client side -Proper use of air-conditioning in consideration of the heatstroke risk reduction and comfort-
著者名: 相澤 亮太(青山学院大学),熊谷 敏(青山学院大学),杵嶋修三 (国立環境研究所)
著者名(英語): ryota Aizawa(Aoyama Gakuin University),Satoshi Kumagai(Aoyama Gakuin University),Shuzo Kishima(National Institute for Environmental Studied)
キーワード: 空調|熱中症|快適性|熱資源|ビル空調システム削減目標|air-conditioning|heatstoke risk|comfort|heat resource|building systemreduction target
要約(日本語): 2011年、震災により各企業は電力の15%削減が義務付けられ、消費電力の約48%を占めている空調の節電が必要となった。そのため、積極的に空調の熱利用量を削減したが、過度な削減により熱中症の危険性にさらされ、快適性が損なわれていた。これは、クライアント(居室・居住者)環境を軽視して削減したからである。そこで、クライアント環境を考慮した熱利用量削減率目標の設定方法を提案する。そのためには、クライアント環境(熱中症の危険性、快適性、空調の熱利用量)を把握する必要がある。 熱中症の危険性の把握にはWBGT、快適性の把握にはPMV・PPDを用い、空調の熱利用量の把握には室内存在熱負荷量(居室内に存在する熱量の合計値)として推定する。削減率目標の算出モデルを構築し、熱中症の危険性・快適性を制約条件に整数計画問題を解く。実測データを用いて検証した結果、削減率18.2%まで熱中症の危険性を回避し、快適性を確保できる結果となった。
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