Bicuculline投与した海馬由来培養神経回路網に対するノルアドレナリンと電気刺激の影響評価
Bicuculline投与した海馬由来培養神経回路網に対するノルアドレナリンと電気刺激の影響評価
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC1-7
グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2013/09/04
タイトル(英語): Evaluation of norepinephrine and electrostimulation effect on bicuculline-added cultured hippocampal neurons
著者名: 吉田 塁(東京大学),小谷 潔(東京大学),神保 泰彦(東京大学)
著者名(英語): Lui Yoshida(The University of Tokyo),Kiyoshi Kotani(The University of Tokyo),Yasuhiko Jimbo(The University of Tokyo)
キーワード: 迷走神経刺激療法|ノルアドレナリン|電気刺激|培養神経回路網|Vagus Nerve Stimulation|Norepinephrine|electrostimulation|cultured neuronal network
要約(日本語): 難治性てんかんに対する治療として迷走神経刺激法 (vagus nerve stimulation: VNS) が注目されている.その作用機序にはノルアドレナリン (NE) がその治療効果に関連しているといった知見は存在するが,具体的な NE の作用機序は未解明である.また,電気刺激自体の影響も明確ではない.
そこで本研究では,培養神経回路網を用いて,NEの投与と電気刺激の活動に対する影響評価を目的とした.微小電極アレイ (microelectrode array: MEA) 上に Wiater rat から摘出した海馬由来の神経細胞を培養した.その培養神経回路網に対して Bicuculline を投与し,てんかん様活動を誘起させた.そして NE を投与し電気刺激を行うことによって,それらのてんかん様活動に対する影響を電気的活動の変化に着目して評価した。その結果,通常状態から興奮状態になった神経回路網に対して電気刺激が抑制的な効果を示すことが明らかになった.
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