脳波による知覚の可視化

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC6-10

グループ名: 【C】平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2013/09/04

タイトル(英語): Visualization of Human Sense by using the EEG

著者名: 満倉 靖恵(慶應義塾大学)

著者名(英語): Yasue Mitsukura(Keio University)

キーワード: 脳波|知覚|可視化可視化|EEG|Sense|Visualization

要約(日本語): 本稿では，人が感じる知覚を脳波を媒介に可視化する方法を提案する．これまでに著者は脳波を用いた五感刺激の可視化などを行ってきた．しかし，センシング実験時には刺激を固定し，知覚できる感覚器をひとつに固定し，他をシャットアウトした状態で計測・可視化してきた．例えば，音を脳波を媒介に可視化する場合，音は聴覚のみで感じると仮定し，聴覚以外の感覚器（視覚，嗅覚，触覚，味覚）からの脳波への入力は無いものとしていた．また，音以外の情報は入れず，実際に閉眼状態で体動しないよう制限を設けていた．要するに人間をSISOシステムと仮定した計測を行った．しかし，実際には人がものを知覚する際に１つの感覚器のみで感じることは極めて稀である．そこで，本稿では脳波を用いて人の持つセンサ全てを用いて脳波を解析する方法を提案する．

PDFファイルサイズ: 4,422 Kバイト