数理最適化手法を活用した都市交通行動のマルチエージェント・シミュレーションモデル
数理最適化手法を活用した都市交通行動のマルチエージェント・シミュレーションモデル
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS9-3
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): Multi-agent Simulation Model of Urban Traffic Behavior Applying Optimization Techniques
著者名: 松本 卓也(神戸大学),榊原 一紀(富山県立大学),玉置 久(神戸大学)
著者名(英語): Takuya Matsumoto(Kobe University),Kazunori Sakakibara(Toyama Prefectural University),Hisashi Tamaki(Kobe University)
キーワード: マルチエージェントモデル|都市交通シミュレーション|最適化最適化|multi-agent model|urban traffic simulation|optimization
要約(日本語): 本研究では,パーソントリップODデータを用いた都市交通のマルチエージェント・シミュレーションモデルの構築を行う.交通行動の合理性を仮定し,住民エージェントのモビリティ選択・経路選択を最適化することで交通行動をシミュレートする.その際,組合せ数が非常に大きいためそのままでは実用的ではない.そこで,動的計画法や分枝限定法などの組合せ最適化手法を適用しつつ,経路探索の一部共通化や並列計算が可能な構造とすることによって,数十万エージェントの規模のシミュレーションを実用的な時間で行うことを可能とした.富山市中心部の地域(250mメッシュ東西30・南北35)を対象とし,18万件分のODを発生させたシミュレーションを実用時間で完了することができた,また,都市交通網に変化があった場合についてのシミュレーションを行い,モデルの動作を確認するとともに一定の妥当性を示した.
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