5軸能動形磁気軸受における位相進み不釣り合い振動補償器の実装の簡易実現
5軸能動形磁気軸受における位相進み不釣り合い振動補償器の実装の簡易実現
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS11-2
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): Simplification of a Phase-lead Unbalance Vibration Compensator for Five-axes Active Magnetic Bearing Systems
著者名: 中村 泰貴(東京農工大学),涌井 伸二(東京農工大学),中村 幸紀(東京農工大学)
著者名(英語): Taiki Nakamura(Tokyo University of Agriculture and Technology),Shinji Wakui(Tokyo University of Agriculture and Technology),Yukinori Nakamura(Tokyo University of Agriculture and Technology)
キーワード: 磁気軸受|不釣り合い振動|Magnetic Bearing|Unbalance Vibration|Peak-of-Gain Control|Automatic Balancing System|Phase-Variable Control
要約(日本語): 本稿では,5軸能動形磁気軸受の不釣り合い振動に対する位相進み不釣り合い振動補償器の実装の簡易実現について示す.ターボ分子ポンプに内蔵の同磁気軸受に対して実装される不釣り合い振動補償器について,簡易実現による回路規模の縮小,処理速度の向上が期待できる.不釣り合い振動補償器として,位相可変型PGCは軸受剛性を強め,さらに位相進みを付与する.また,位相可変型ABSは軸受剛性を弱め,さらに位相進みを付与する.これら位相可変型PGCと位相可変型ABSを直列接続したPVCは,軸受剛性と位相を任意に調節できる位相進み不釣り合い振動補償器である.位相可変型ABS,位相可変型PGCの順で直列接続すると回路に共通部分が現れ,簡易実現することができる.位相可変型PGC,位相可変型ABSは2入力2出力系であるため,PVCの接続順を入れ替えた際の特性が変化しないことを伝達関数行列,実機実験から確認し,簡易実現できることを示す.
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