周波数重み付き構造的平衡実現によるコントローラの低次元化
周波数重み付き構造的平衡実現によるコントローラの低次元化
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS11-3
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): Frequency weighted structurally balanced realization for controller reduction
著者名: 上谷 悠祐(岡山大学),今井 純(岡山大学),高橋 明子(岡山大学),舩曳 繁之(岡山大学)
著者名(英語): Yusuke Uetani(Okayama University),Jun Imai(Okayama University),Akiko Takahasi(Okayama University),Sigeyuki Funabiki(Okayama University)
キーワード: 分布定数系|コントローラの低次元化|平衡実現|LQG制御|distributed parameter system|controller reduction|balanced realization|LQG control
要約(日本語): 熱や物質の拡散,振動現象などは,空間の挙動が問題となる分布定数系として取扱う必要がある.製鉄プラントの圧延工程での温度制御に関しては,品質や安全性の向上という観点から,分布定数系を正確に制御することが求められている.分布定数系のモデルは一般的に高次元となり,それを安定とする制御器も高次元になるが,高次元制御器には計算コストが多いことと,複雑さから理解が容易でないという問題点があり,簡単な低次元制御器を設計することが求められている.一般的なモデルの低次元化による低次元制御器の設計手法では,モデルの低次元化時に生じる近似誤差の影響で正確な設計ができない.そこで,構造的平衡実現を用い高次元制御器を低次元化する.また,制御器は制御系を構成する一部であり,低次元化時に制御系全体の動作の変化をなるべく少なくする必要がある.周波数重みを用いることで制御に関して重要と思われる部分の正確な低次元化を目指す.
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