閉眼時眼瞼運動を用いた入力インタフェースに関する基礎的検討
閉眼時眼瞼運動を用いた入力インタフェースに関する基礎的検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: MC4-7
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): A Basic Study on Input Interface Using Eyelid Movement Associated with Eye Closure
著者名: 田邊 喜一(松江工業高等専門学校)
著者名(英語): Kiichi Tanabe(Matsue College of Technology)
キーワード: 眼瞼運動|閉眼|インタフェース|ALS|eyelid movement|eye closure|interface|ALS
要約(日本語): 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者のための,文字入力インタフェースを提案する.本方式では,ひらがな50音を音声で読み上げ,これを聴きながら,閉眼状態で瞼を意図して上下に動かすことにより所望の文字を選択する.この方式は,より少ない筋負担での入力を可能とする.しかし,このような閉眼時眼瞼運動には,無意識に生じる自発性の運動が含まれるため,これを文字入力選択時に排除する必要がある.本稿では,意図的に発した随意性眼瞼運動と自発性眼瞼運動の特性を比較し,両者を弁別することが可能な特徴を見出すための基礎的な検討を行った.その結果,随意性眼瞼運動は,ひらがな音の提示に対して,上眼瞼の大きな動きとして捉えられたが,自発性眼瞼運動は生じないかあるいは比較的小さい動きであった.以上から,動きの振幅値に対して,閾値処理を適用する弁別手法を構成し,随意性・自発性の両運動がどの程度明確に分離できるのかについて報告する.
PDFファイルサイズ: 513 Kバイト
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