レーザーラマン分光法による変圧器の異常診断
レーザーラマン分光法による変圧器の異常診断
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS9-6
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): Transformer Working Condition Assessment Using Laser Raman Spectroscopy
著者名: 染川 智弘(レーザー技術総合研究所),藤田 雅之(レーザー技術総合研究所),井澤 靖和(レーザー技術総合研究所),笠岡 誠(かんでんエンジニアリング),永野 芳智(かんでんエンジニアリング)
著者名(英語): Toshihiro Somekawa(Institute for Laser Technology),Masayuki Fujita(Institute for Laser Technology),Yasukazu Izawa(Institute for Laser Technology),Makoto Kasaoka(Kanden Engineering Corporation),Yoshitomo Nagano(Kanden Engineering Corporation)
キーワード: 変圧器|絶縁油|ラマン分光ラマン分光|transformer|insulating oil|Raman spectroscopy
要約(日本語): 油入変圧器は電力会社や電力を使う企業等で多く使用されており、変圧器の状態を監視し異常を早期に検出することは、電力設備の信頼性を確保するのに不可欠である。運転中の変圧器内部の異常や劣化により、絶縁油・絶縁紙が分解され、特有のガス成分や絶縁紙の劣化生成物であるフルフラールが発生する。これらのガス等は変圧器内の絶縁油に溶解するため、このガス成分等を分析することにより、変圧器内部異常や劣化の状態を診断することが可能であるが、変圧器からの採油、油中ガスの抽出など時間のかかる前処理工程を必要としていた。そこで、油に溶存している放電由来物質や劣化生成物からのラマン信号を用いて、油からガス等を抽出することなく、レーザーを直接油に照射するだけで変圧器を診断する手法を開発している。本発表では、油に溶存したC2H2ガス、フルフラールの実験結果について紹介する。
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