人間の視覚特性を考慮した安全性の高い画像電子透かし法
人間の視覚特性を考慮した安全性の高い画像電子透かし法
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS2-2
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): Secure Image watermarking with Human Visual System
著者名: 三上 紘平(広島大学),中本 昌由(広島大学),薮木 直人(広島大学),棟安実治 (関西大学)
著者名(英語): Kohei Mikami(Hiroshima University),Masayoshi Nakamoto(Hiroshima University),Naoto Yabuki(Hiroshima University),Mitsuji Muneyasu(Kansai University)
キーワード: 画像電子透かし|安全性|人間の視覚特性|離散コサイン変換|秘密鍵|Image watermarking|Security|Human visual system|Discrete cosine transform|Secret key
要約(日本語): 本論文では,秘密鍵の解析攻撃に対する耐性を向上させ安全性を改良することを目的に,透かしの埋込み空間を選択する手法を提案した.透かしの埋込みの際には,DCT 行列の部分行列の並び替えを行って生成した新たな変換行列を用いて埋込み空間を指定することによって,攻撃者からの埋込み空間の特定を困難にすることを可能とした.さらに,人間の視覚特性(HVS)に基づいた重みも設定可能であることも可能である.計算機シミュレーション実験では,秘密鍵の解析攻撃にかかる時間は従来法と比べて計算時間が増大した.それは各々の秘密鍵で一つ一つ対応する埋込み空間および相関値を求める必要があり,その分多くの計算コストがかかるためである.そのことにより透かしの安全性の向上を確認した.また,人間の視覚特性(HVS)に基づいた重みも設定することにより各種画像処理攻撃に対するロバスト性を保持することを示した.
PDFファイルサイズ: 868 Kバイト
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