PID制御教育における試行錯誤型実験の有効性の検証
PID制御教育における試行錯誤型実験の有効性の検証
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC7-2
グループ名: 【C】平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2014/09/03
タイトル(英語): Verification of the trial-and-error-type experiment method for Control engineering education using PID control
著者名: 逸見 知弘(香川高等専門学校)
著者名(英語): Tomohiro Henmi(National Institute of Technology,Kagawa College)
キーワード: 制御工学|PID制御|試行錯誤型実験|学生実験|Control engineering|PID Control|Trial-and-error-type Experiment Method|Experiment for Students
要約(日本語): 著者はこれまで制御工学教育の実験科目における新たな実験方法の一つとして,PID制御を対象した試行錯誤型の学生実験を実施してきた.この実験は体験型の実験とは異なり,試行錯誤的にPID制御の3つのパラメータを変化させて複数回実験を行い,各応答に対してパラメータと応答の変化を考察させることで,各パラメータの役割,実際の応答波形への影響,PID制御の数学的意味と実際の応答との関係性を経験的に習得する実験方法である.これまでこの実験方法の有効性の検証は,学生に対するアンケート調査により満足度や理解度など定性的に確認してきたが,実際に学生がこの実験を通してどの程度の実力が付いたかを定量的には調査できていない.そこで本稿では,定性的な有効性を行うべく本実験の体験の有無によるPID制御におけるパラメータの役割の理解度を確認するテストを通し,これまで行ってきた試行錯誤型の実験方法の有効性の検証を目的とする.
PDFファイルサイズ: 463 Kバイト
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