3D形状の特徴ベクトル照合による違法造形物の3Dプリンター出力規制技術の提案
3D形状の特徴ベクトル照合による違法造形物の3Dプリンター出力規制技術の提案
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS8-2
グループ名: 【C】平成27年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2015/08/27
タイトル(英語): Proposal for 3D-Printing Regulation Technique in Fabricating Illegal Objects Using Feature-Vector Based Matching Algorithm of 3D Shapes
著者名: 茂出木 敏雄(大日本印刷)
著者名(英語): Toshio Modegi(Dai Nippon Printing Co.,Ltd.)
キーワード: 3Dプリンター|特徴ベクトル|出力規制|違法造形物|ハイブリッド照合ブラックリスト|3D-printer|feature vector|output regulation|illegal fabricated object|hybrid matchingblack-list
要約(日本語): 筆者らは、危険物、著作権侵害物等の違法造形物の3Dプリンター出力を規制するため、出力対象のポリゴンデータをブラックリストと照合し、出力可否判定を行なう手法を提案した。これを実現するには、違法造形物のポリゴンデータを登録したブラックリストを構築する必要があり、この行為自体が著作権侵害になる懸念がある。そこで、原ポリゴンデータを不可逆な特徴ベクトルに変換してDB登録し、特徴ベクトルの形態で照合する方法を提案する。この方法は、前述のDB構築における著作権侵害の問題を回避できるだけでなく、特徴ベクトルが原3D形状のスケールやアングルに依存しないため、照合処理を簡素化でき、DB容量も大幅に削減できるメリットがある。また、特徴ベクトルは2D画像からも生成可能なため、2D画像と3D形状とのハイブリッドな照合も可能になり、著作権のある2D原画をもとに制作される違法な3Dフィギュアの出力も規制できる。
PDFファイルサイズ: 1,282 Kバイト
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